彡(゚)(゚)「新聞奨学生…?」

コメント

2016年3月中旬

彡(゚)(゚)「はぁ…第一志望の大学落ちてしもうたわ…」

彡(゚)(゚)「しゃーない、切り替えてくわ。とりあえず、こんなど田舎で浪人だなんて無理や。上京するで~」

 

彡(゚)(゚)「マッマ、ワイ東京の予備校に行きたいンゴ」

J( ‘ー`)し「なにいってるのあんた!○○大学(地元の無名国立)受かったんだからそっち行けばいいじゃないの!」

彡(゚)(゚)「ワイは早慶行きたいんや!マッマたのむやで!」

J( ‘ー`)し「そもそも予備校に通わせて東京に住まわせるだけの余裕なんてないのよ」

彡(゚)(゚)「…」

 

彡(゚)(゚)「奨学金調べてみるンゴ…」

……カチッ…カチカチッ…

彡(゚)(゚)「はぇ~ワイの評定平均だと借りられんのばっかやんけ」

彡(゚)(゚)「ん?新聞奨学生…?なんやこれ」

〇〇新聞奨学会サイト「新聞配達すれば学費タダにしてやるで。寮費は無料でそれとは別に基本給10万超えるゾ」

彡(゚)(゚)「なんやこれ…学費タダになって住むところも確保、しかも小遣いまで貰えるなんて…」

彡(゚)(゚)「せやけど新聞配達なんて底辺職、将来早慶ボーイとなるワイには似合わへんなぁ」

彡(゚)(゚)「それにこんなんしてたら受かるところも落ちてしまうで。新聞配達ってキツイってよく言うし」

彡(゚)(゚)「3時配達開始って書いてるけど、これいつもワイが寝床に入る時間やん。今までと真逆の生活なんてできるんか…?」

 

需要あれば続き書きます
なければ消えます

 

見てるから続けて

 

続けてどうぞ

 

待ってるよ

 

J( ‘ー`)し「あら、奨学金調べてるの?新聞奨学生?パッパも昔からやってたそうね」

彡(゚)(゚)「えっ、パッパが?パッパってどこ大やっけ?」

J( ‘ー`)し「たしか一浪して筑波よ?どうしたの?」

彡(゚)(゚)「(新聞配達しながら勉強して筑波やて!?…パッパにできるんならワイでも…)」

彡(゚)(゚)「マッマ!ワイ決めたで!N経新聞の奨学生やって、Yゼミナール通うで!そして一年後、リベンジするんや!」

J( ‘ー`)し「あらそう?自分で予備校代稼ぐって言うなら私は止めないわ。パッパもきっと良いって言ってくれるわ」

彡(^)(^)「ありがとやで~」

 

高校で一番信頼してた教師がまさに一浪筑波で学部時代に新聞奨学生やってたわ かなり苦労人だったみたいだけど

 

彡(゚)(゚)「なになに?部屋は4~6畳でエアコン完備、共用のシャワーもあるとな」

彡(゚)(゚)「ええやん!」

J( ‘ー`)し「パッパのときは三畳くらいで実質1.5畳だったらしいわよ」

彡(゚)(゚)「実質1.5ってどういうことやねん」

J( ‘ー`)し「部屋の半分が寝床なんだけど、隣の部屋の人と上下互い違いになってるのよ。部屋が別の二段ベットってことね」

J( ‘ー`)し「もちろん、エアコンなんてなかったわよ。あと、集金が大変だったって言ってたわ」

彡(゚)(゚)「はぇ~労働に関しては今のご時世はうるさいもんなぁ。しかも今は集金業務は無いんやてなあ」

 

地元の駅にて

彡(゚)(゚)「ほな、行ってくるで」

J( ‘ー`)し「ほんとに大丈夫?カーチャン心配よ。新聞奨学生の1~2割は初めの1ヶ月で辞めちゃうんだってよ。無理しないで辛いときは逃げてもいいのよ」

彡(゚)(゚)「わかったやで、でも新聞屋辞めると学費全額返金求められるんやろ?マッマ達に負担かけんように新聞始めるんやし、そんな本末転倒ならことにはならんようにするで」

J( ‘ー`)し「あんた…いつからそんな良い子になったのよ…」

彡(゚)(゚)「…(.なんか、志望校落ちてから自分に対して客観的になって少し謙虚になった気がするわ)」

彡(゚)(゚)「ほな、また!(連休取れないから簡単に帰省できんが)」

 

なんJみたいやな

 

N経新聞△△営業所

主任「新人くん連れてきました~」

彡(゚)(゚)「どうも、やきうです。東北のど田舎から来ました」

(´・ω・`)「こんにちは、ぼくは原住民。よろしくね!」

(o’ω’n)「おんちゃんだおん!よろしくだおん!」

(*^○^*)「ポジハメなんだ!よろしくなんだ!」

彡(^)(^)「みんな人柄が良さそうで良かったわ!」

 

彡(^)(^)「営業所によってはかなりブラックって聞いてたんやが、ワイんとこはほとんど要項満たしてて良かったわ!」

彡(゚)(゚)「ネットじゃ『学生なのに集金させられて学校いけない』、『部屋が四畳でエアコンがない』、『配達ミスしたら罰金取られる』とか色々と書かれてあったから正直不安やったわ」

(´・ω・`)「ほんとほんと!この営業所でよかったよね!」

(*^○^*)「ぼくは1週間前に入店したんだけど、まだ配達慣れなくて寝不足なんだ!」

(o’ω’n)「おんちゃんはホームシックなんだおん…」

彡(゚)(゚)「ま、はじめの1ヶ月が山っていうし、多少はね?」

 

配達初日

社員さん「やきうくん、きみは7区を担当だ。新聞配達は量によって自転車だったり原付だったりするけど、君の区域は原付だ。あらかじめ免許は取ってあるよね?」

彡(゚)(゚)「はい!でも教習所で少しスクーターの講習受けただけでまだ公道走れません」

社員「じゃあまずは原付の練習からだね」



彡(゚)(゚)「ファッ!?車体重すぎィ!!メインスタンド立てられないンゴ…」

社員「はいこれ重りね」余った新聞ドサー

彡(゚)(゚)「グエー」ガシャン

彡(゚)(゚)「新聞積んでると倒した原付起こすのも一苦労やね…」

社員「平日はこの荷台いっぱいの新聞を二杯ね」

彡(゚)(゚)「えっ?」

社員「一回積んで配達終わったら2ラウンドめとして店に戻ってもう一回積むからね」

彡(゚)(゚)「」

 

彡(゚)(゚)「なんとか予備校始まるまでには配達慣れないと…今じゃ朝刊終わるのに8時までかかってしまう…」

社員1「おいやきう!毎○のお客さんのところに産○が入ってたってクレーム来たぞ!届けに行って謝ってこい!」

彡(゚)(゚)「おかのした(昼寝したいのに…)」

※最近、新聞を取るお客様はめっきり減ってしまい、あちこちで営業所が潰れています。よって、その潰れた区域の新聞は他社に配達を委託します。つまり、業界紙やスポーツ紙を含めると10~20種ほど配る人もいるということです。


彡(゚)(゚)「誠にすみませんでした。以後このようなことのないよう気をつけて配達いたします」

客「ふん…」ガチャ

彡(゚)(゚)「くっそ、なんでワイみたいな早慶”志望”(←ここ大事)がこんな底辺営業みたいなことせんといかんのや!」

彡(゚)(゚)「さーて寝よ寝よ」

社員2「きみ、まだ配達覚えきれてないよね?空回り(順路確認)行ってこいよ」

彡(゚)(゚)「え、でも…」

社員2「だって予備校始まるの明後日からでしょ?じゃあ行った方いいよね?」

彡(゚)(゚)「お、おかのした…」

 

そして予備校が始まりました

彡(゚)(゚)「はぇ~。なんだかどこぞの大企業みたいなビルやなぁ」

彡(゚)(゚)「とりあえずの目標は欠席しないことやな」

彡(゚)(゚)「夕刊が14時過ぎからあるから1,2時間目の2コマしか取れんが、映像授業のおかげで無駄なく時間使えるわ」

彡(゚)(゚)「早慶理系コースなんてあるのも驚きやな。田舎じゃせいぜい学力で3段階に分けるのが精一杯やろな」


講師1「接点t!接点!」

講師2「化合物塗るのに色鉛筆って必須だよね」

講師3「コアラのマーチっておいしいよね」

彡(^)(^)「はぇ~。さっすがカリスマ講師やで!おもろい上にわかりやすい!どこぞの自称進学校の先生はいったい何をしとるんや!」

 

書き溜めじゃないのか
保守支援するで

 

>>34
ありがとう

 

講師4「いいですか?私の講座を最も活用する方法はしっかりと予習をすることです」

彡(゚)(゚)「は?そんな時間あらへんで」

講師4「復習なんか10月過ぎてから嫌というほどやるので、予習してきてくたさいね

彡(゚)(゚)「ま、授業真面目に聞いてりゃ大丈夫やろ」

彡(゚)(゚)「しっかし、たとえ東大の過去問でも、プロが手ほどきしてくれれば難問というほど難しく感じないンゴねぇ…」

彡(゚)(゚)「問題の出典も旧帝や早慶、MARCHの難化した年のやつをうまく使っててええな」

彡(^)(^)「こりゃいける気がするで!」

 

四月下旬

(o’ω’n)「ぼくもう無理なんだおん」

彡(゚)(゚)「え、なにがや?」

(o’ω’n)「新聞配達だおん。一日中眠いし脚は痛いし、なにより地元が恋しいんだおん。」

(´・ω・`)「そっかぁ。じゃあ学校も辞めちゃうの?」

(o’ω’n)「そうだおん。お金は親に泣きつくんだおん」

彡(゚)(゚)「おんちゃん代○木アニメーションやっけ?声優なりたかったんやろ?夢諦めてしまうんか!?」

(o’ω’n)「夢は諦めたくないけど、僕はもうこんな生活無理なんだおん!」

彡(゚)(゚)「……そうか」

彡(゚)(゚)「ワイもコンビニに卸す新聞忘れて社員にキレられたときとか、雨の日にバイクスリップして新聞ダメにしちゃったときとか、辞めたいって思ったことあったわ。せやけど、自分のエゴで浪人したから簡単にマッマに借金背負わせられん。ワイはもうちょっとやってみるで」

 

5月ゴールデンウィーク

彡(^)(^)「初給料や!手取りで11万とか多すぎワロタwww働いた実感が湧いてくるンゴwww」

彡(゚)(゚)「よっしゃ、がんばった自分へのご褒美や。この金で風zkに…」

彡(゚)(゚)「って、いやいやなに考えとんのや。月々貯金したら大学の入学金以上になるやんけ。ここはぐっと堪えて月6万ずつ貯めるで」

(´・ω・`)「やきうくん、初給料だね!お寿司行こうよ!ぼくかっぱ巻きが食べたいな!今日は祝日だから 寮母のおばちゃんの晩御飯もないんだよね」

彡(^)(^)「せやな!一か月がんばったお祝いや!パーっといくで~」

彡(゚)(゚)「(今日一日だけや…今日だけはストレス発散せなやっていけん…)」


寿司屋にて

(´・ω・`)「やきうくんは将来なにになりたいの?」ムシャムシャ

彡(゚)(゚)「んー、具体的に決まっとらんが、とりあえずパソコンいじりが好きやからそっち系の勉強したいんや。AIとかも興味あるわ」

(´・ω・`)「そうなんだ!僕はね、ラノベ作家になりたいんだ!小説家になろうっていうサイトに投稿したりもしてるよ」

彡(゚)(゚)「ほーん(こいつオタクやったんか…)」

(´・ω・`)「こんどぼくの小説読んでよ」

彡(゚)(゚)「え?あ、お、おう。ええで(ワイアニメは見るがラノベは読まんからよくわからんが)」

 

やきゅうがんばれ

 

6月、浪人として初めての模試

彡(゚)(゚)「予備校のクラス分けテストじゃ学力落ちすぎてて軽く絶望したが、予備校のおかげか、現役最後の模試とほぼ同じ成績やんけ!」

彡(゚)(゚)「浪人は学力が2:6:2で、落ちる、維持する、上がるって聞いたから、現状維持ならセーフやろ」

彡(゚)(゚)「しっかし、予備校って誰も会話せんのな。教室にも私語厳禁ってデカデカと書かれてるし。それでも他人の成績気になるんやが…」

彡(゚)(゚)「新聞屋のもう一人のやつはニッコマレベルの文系やから参考にならんし…」

彡(゚)(゚)「せや!受サロで聞いたろ!」



『この成績で今から早稲田理工受かる?』


………


彡()()「受サロなんかで聞いたワイが間違いやったわ」

 

>>44

 

映像授業

彡(゚)(゚)「はぁ~クソねむいわ、2時起きの生活じゃ2限目なんてひと仕事終えた夕方みたいな感じや」

彡(゚)(゚)「映像授業じゃ別に誰に迷惑かけるわけでもあらへんし、ちょっとだけ仮眠とるか」

彡(-)(-)「…zzz」

彡(゚)(゚)「はっ、気がついたら終わってるやんけ」

彡(゚)(゚)「はぁ、貴重な授業ひとつ無駄にしてしもうた…」

彡(゚)(゚)「落ち込んでられん、はよ飯食って夕刊の配達に行かんと」

 

7月中旬

彡(゚)(゚)「『ワイのとこ優しい営業所やったから、盆前に4連休取れたで。近々帰省するで~』」

J( ‘ー`)し「『そうなのね!マッマ楽しみにしてるわ!』」

彡(゚)(゚)「結構居眠りしてしまうが、案外軌道に乗ってる気がするンゴ」

彡(^)(^)「よっしゃ、赤本買ったろ!」

彡(゚)(゚)「予備校でいつも解いてるのと同レベルだから、問題見ても全然怖くないわ!これは去年にはなかった気持ちやで!」

彡(゚)(゚)「私大はクセのある問題多いから、対策はしっかりやらんとなぁ」

彡(゚)(゚)「夏期講習も大学別になっててうれc」

 

とある雨の日の夕刊

彡(゚)(゚)ブィーーンブルルルルル

前方車両「止まるわ」キキィー!

彡(゚)(゚)「ファッ!?」


ズルッ

ガシャーン



彡(゚)(゚)「いてて、って、なんやこれ!両手が血まみれや!」

彡()()「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!! ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」

 

急展開ワロタ

 

>>53
実話や()

 

>>54
マジかよ……
続きはよ

 

成仏してください

 

ー 完 ー

 

彡(゚)(゚)「ああ…雨で血が流れてるく…」

彡(゚)(゚)「こんなん配達無理や!帰りたいンゴ!」

彡(゚)(゚)「せやけど、店にもお客さんにも迷惑かかるし、第一代わりがおらんし…」

彡(゚)(゚)「…指先だけでがんばるか」

彡(゚)(゚)「アクセル回しにくい、新聞入れたビニールに血付かないようにすんのきつい…」

~2時間後~

彡(゚)(゚)「はぁはぁ、やっと配り終えた」

彡(゚)(゚)「おつかれさまやで~」

(´・ω・`)「やきうくん!どうしたのその手!」

彡(゚)(゚)「原付でスリップして転んでしもてな」

(*^○^*)「いま救急箱持ってくるんだ!やきうくん、手を洗った方がいいんだ!」

彡(゚)(゚)「ポジハメ…」

 

彡(゚)(゚)「両手ともキズパワーパッドと包帯で覆われてしもた…」

彡(゚)(゚)「配達どころか勉強もしんどいわ…」

彡(゚)(゚)「ああ神様、ワイはこんなに頑張ってるのになんでこんな仕打ちをするんや…」

~実家帰省~

彡(^)(^)「ただいまやで~」

J( ‘ー`)し「おかえりなさい!って、どうしたのよその手!」

彡(゚)(゚)「ちょっと転んでな、かすり傷や」

J( ‘ー`)し「…」

やきうは手に傷を負いながらも短い夏休みを地元で大いに満喫しました
友達とラーメンを食べたり、家族で出かけたり、ばあちゃんに会いに行ったり。いつも予備校や新聞屋関連のトークで盛り上がりました。

彡(^)(^)「ほんでな、1ヶ月もせえへんうちに辞めてしまったやつがおってなぁ!」
彡(^)(^)「新聞代滞納してる客がこないだ新聞止められててワロタ」
彡(^)(^)「予備校講師、おもしろスギィ!」

そして束の間の休息を終え、再び東京へ

彡(゚)(゚)「ほな、また」

 

新聞奨学生ってやっぱり難しいのかな?
高認取って来年受験生だけど金無くて予備校通えないから気になってた

 

>>64
合う人と合わない人はきっぱり別れるよ
辛くて1ヶ月以内に辞める人もいれば、浪人という建前でフリーターとして奨学制度使ってる人もいる。それこそ30歳とかでもね。
宅浪での登録なら学費無いから年度末にまとまった金貰える。60万くらい。

 

彡(゚)(゚)「夏期講習は一段と実力付きそうな濃い授業やなぁ」

彡(゚)(゚)「夏期講習全部で15万円くらいか」

彡(^)(^)「これも全部新聞屋持ちや!」

彡(゚)(゚)「眠くて眠くてしゃーないときにサボったりしても、親に金出させてるわけやないから罪悪感薄いわ」

彡(^)(^)「新聞奨学制度さまさまや!」

彡(゚)(゚)「しっかし、突然万単位の稼ぎが出ると自分が金持ちになったと錯覚してしまうンゴねぇ…」

彡(゚)(゚)「田舎者が突然東京に住むもんだから、あちこちいって遊びたい欲も出てくるしな」

彡(゚)(゚)「新聞奨学生は質素倹約、蛍雪の功、真面目に勤勉に……」

 

(´・ω・`)「やきうくん、このアニメおもしろいよ。DVD貸してあげるから見て感想聞かせてよ」

彡(゚)(゚)「ええで(あんま興味ないな…」



彡(^)(^)「めっちゃおもしろいやんけ!これは三期まで見なあかんわ!」

彡(゚)(゚)「いやいや、ワイは受験生や。こんなことしてたらタダでさえ少ない勉強時間が…」


そして休みの日はアニメに入り浸るやきうであった


午後11時、食堂にて

彡(^)(^)「でなでな!二期の10話の銭湯の作画が~」

(´・ω・`)「気があうね!僕もそこが好きなんだ!」

彡(゚)(゚)「ってあれ、もうこんな時間か。朝刊あるし寝るか」

朝刊時

彡(゚)(゚)「眠すぎてワロエナイ」

朝刊後

彡(゚)(゚)「まだ6時半やし、8時まで仮眠取るか」

彡(-)(-)「…zzz」

アラーム「ジリリリリ!!!」

彡(゚)(゚)「んあ」

彡(゚)(゚)「……?」

スマッホ「14時だぞ」

彡()()「夕刊の時間やんけ…」

 

実話かよ、これは面白いな

 

彡(゚)(゚)「志望校さげなあかんくらい学力落ちてきたな…」

彡(゚)(゚)「理科大、明治、日大…か」

彡(゚)(゚)「実力的には明治ギリギリ落ちるって感じやけど、このへんの理工乱れ打ちするか」

彡(゚)(゚)「現役で地元の駅弁受かってる手前、国立ブランドに敵わんレベルのとこは受けたくないンゴねぇ…」

彡(゚)(゚)「となると、やっぱ理科大くらい行きたいわな」

彡(-)(-)「アニメ見るの控えにゃならんな…」



彡(゚)(゚)「というわけや原ちゃん、ワイ、しばらくはアニメに付き合えんのや」

(´・ω・`)「受験勉強なら仕方ないよね、合格したらまた一緒に見ようね!」

彡(゚)(゚)「もちろんや!」

(´・ω・`)「あ、でも冬コミは行きたいな!」

彡(゚)(゚)「………」

彡(^)(^)「せやな!一日くらいは問題ないよな!」

 

センター前

予備校講師「いいですかみなさん、君たちの志望は私大なんです。センターはたしかに重要ですが、ここで転んだとしても落ち込む必要はありません。二次で受かってやればいいんですよ」

彡(゚)(゚)「受験のプロはモチベ管理もすげぇわ」

彡(゚)(゚)「よっしゃ!センター利用で軽くMARCH滑り止めにしてやるわ!」


結果ーーー646/950

彡(゚)(゚)「国語地理のボケカス糞問題が!!!」

 

彡(゚)(゚)「いや、先生の言うとったとおりや。セン利という手が潰れただけで、二次への影響は皆無や!」

彡(゚)(゚)「はぁ、最近は早慶コースの講座も実践に入ってようわからんな」

彡(゚)(゚)「…ちと理科大、明治あたりの問題解いてみるか」



彡(゚)(゚)「な、なんやこれ…」

彡(゚)(゚)「内心、もっとズタボロになると思ったったんやが」

彡(゚)(゚)「案外解けるやんけ!!!」

彡(゚)(゚)「先生も言うとったけど、早慶とそれ未満の壁は厚いンゴねぇ」

 

彡(゚)(゚)「理科大理工の過去問で160/300か。ボーダーが180くらいやから各教科10点ずつくらい上げんと。」

彡(゚)(゚)「いや逆に考えるんやで、ワイ。10点あげりゃ理科大には届くんや!」

彡(゚)(゚)「センター終わったこの時期、この際早慶ガーなんて変なプライド張ってられん!理科大、いや、MARCHに届けば御の字やで!」

彡(゚)(゚)「受サロの連中がなんと言おうと、新聞配達してMARCH受かったら万々歳やろ!」

彡(^)(^)「よっしゃ!志望校落としたが、無謀な夢から現実味のある夢にシフトしたもんだから妙にやる気出てきたわ!」

彡(゚)(゚)「あと3週間…赤本との闘いや!」

彡(^)(^)「しかも受験前に新聞屋が連休取らせてくれたわ!気が利くで!」

 

めっちゃポジティブで草

 

その後やきうは
早稲田先進理工
理科大理
理科大理工×2
明治理工
日大理工
に願書を出しました

彡(゚)(゚)「日大?レベル知らんけどMARCHより下なんやろ?対策せえへんでも大丈夫やろ」

彡(゚)(゚)「ワイは理科大の理工に全力を注ぐで!」



彡(゚)(゚)「…早稲田は記念受験ですが何か」

 

この時点でやきうは理科大理工が野田(千葉)にあるなんてしりませんでしたとさ。

 

話終わったらイッチの現在についても知りたい

 

>>91
余裕あったら書くかな

 

~受験当日~

(´・ω・`)「がんばってね!はい、キットカット」

(*^○^*)「君ならきっと受かるんだ!これ、カツサンドなんだ!」

社員さん「新聞配達頑張れたんだ、きっと大丈夫よ。ほれリポD」

彡(゚)(゚)「みんな…ありがとう」

彡(゚)(゚)「(ほんと、ええ営業所に配属されたわ)」

彡(゚)(゚)「浪人なんてするもんじゃないが、ワイはこの1年の経験が得になったと信じてるで」

彡(゚)(゚)「初期は新聞の不着やバイクの転倒、雨の日は新聞濡れてクレーム。夏は暑く、冬は寒い。手は折り込みのチラシでしょっちゅう切るし、階段ダッシュするせいでこの歳でヒザに相当なダメージ食らう。」

彡(゚)(゚)「それでもワイは怠けてしまうから、宅浪なんて絶対無理、それがわかってたから新聞続けられたんや」

彡(゚)(゚)「どんなに眠くても身体の疲れが取れなくても、予備校行ってよかったって、心の底から思うわ」

彡(^)(^)「ワイは有名大学受かってエリートになるんや!」

 

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