底辺の俺が幼馴染みに再開した話

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聞いてくれないか?

2: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2015/06/30(火) 02:13:46.90 ID:UyqObQOG0.net
俺のスペック 

25才大学中退 
フリーター 

俺と幼馴染みというほどでもないかもしれないが、小学校から中三まで仲がよかった女の子がいた。いつもよく一緒に遊んでいて、お互い恋愛感情も特になかった。よく男女間の恋愛は成立しないというが、あの子だけはそうだったとあの時は思えた。
 
しかし俺は地元の普通科の公立高校に進学し、彼女は商業高校に進学した。それ以来めっきりあわなくなり次第に疎遠になっていき顔をあわせることはなくなった。

そして俺は大学に進学した。彼女も友達からのミクシーなどの情報で推薦かなにかで地元の大学に進学したことを知った。
大学は都内まででたが、なぜかあっさり辞めてしまった。半年間ほど引きこもった時期もあり、意気揚々と東京に出た自分の姿はもうなく、大学1年の秋学期に中退を決めていた。
 
 
何の夢もなくフリーター、派遣生活を中退してから続けていた。そんな生活を続けて6年がたち、母親の調子が悪いということで実家に帰ることになった。そんなある日俺は口座を作ろうと思い銀行にいった。

みてるぞ

俺「あの、すいません口座を作りたいんですが..」

そして..お互いの目と目があった..
気づかないふりをしなければよかったんだろうが..俺は思わずこう言った

俺「あ、あの奈美!?間違いないよね?」

奈美「え! 和真か!久しぶりー!」

俺「うんびっくりしたわ..まさか中学の時、成績ワーストクラスだったやつが銀行で働いてたなんて笑」

奈美「ははは..」

仕事中だったのもありプライベートな話はすぐ終わり、口座を作る手続きをすませた。

俺「あの..よかったらLINEしない?メールとかでもいいから!」そういって俺はアドレスとLINEIDを書いた紙を彼女に渡して銀行から出た。

夜になりバイトも終わり、俺は考えていた。奈美は確かにかわいい顔立ちではあったが中学の時はそれほどズバ抜けてかわいい感じでもなかった。それが今ではびっくりするぐらいに垢抜けていて、

綺麗になっていた。昔は下品な言葉を使う頭の悪いやさしい女の子って感じだったが、今では気品のあるおねいさんになっていた。
一方、自分はどうだろう..向こうには職業のことなどは何も話していないが、決して容姿がいいわけでもなくただのフリーターだ。もはや友達としての存在価値さえないんだろうな..そうおもっていた時..奈美からLINEがきた

個人LINE

奈美「久しぶり~!?奈美だよー!びっくりしたよー元気だった!?」

俺「連絡くれてありがとー!久しぶりだよほんと!」

奈美「東京に就職したって噂で聞いてたけど?」

俺「あ、いや..就職もなにも実は大学中退してずっとフリーター生活してた。んで最近実家に帰ってきたんよ。」

奈美「そうなんだ..」

見てるぞ
続けてくれ

奈美「あっそんなことよりさ」

俺「なになに?」

奈美「定期預金の口座とかどう?お父さんとかお母さんにも是非!」

俺「いきなり営業かよ~~www」

奈美「冗談だけどねっ!まぁ話だけでも聞いてほしいな~ なんて」

俺「まぁ話だけなら?」

奈美「入ってくれたらお礼はするよ~。今度いつが暇?ご飯でも奢るよ~」

電話に切り替える

奈美「なんで大学やめたの..?」

俺「人間関係ですかね..」

奈美「そっか..」

俺「あの..こんな状態の俺だけどさ、二人でメシでも今度行かない?」

俺「いつでも暇だよ」

奈美「じゃぁ週末ね」

いつでも暇..か
当然だ..仕事もしてない暇だらけだ..

やがて看守主任・ポールたちはジョンの人柄に触れるうちに、彼の犯した罪に疑問を抱き始める…

これ最近?

>>15
4ヶ月ほど前の話です。

奈美「うん!いいよ!ご飯くらいなら!久しぶりすぎて嬉しくて、昔の話したいし!」

俺「あ、ありがとー!何が食いたい?」

奈美「フリーター無理しなくていいよ笑」

俺「あはは..まあそう言わずにさ、どこ行く?」

奈美「あそこのファミレスでよくない?笑」

俺「あそこね!了解」

 そしてご飯を食べに行く日がやってきた。俺はいつもの服でファミレスへと向かい先に水だけ飲みながら待機していた。
 10分ほどたってから彼女がやってきた..

暫くして「三名様でお待ちの フ、フリーザ様~」って呼ばれて
小声で「こういうの書く奴必ずいるよな」って言ったら、奈美がいきなり
「さぁ!行きますよ!ザーボンさん、ドドリアさん!!」って立ち上がった。

奈美「おつかれー!約束の時間より全然はやいじゃん笑 なに死人みたいな顔してさ笑」

垢抜けてはいたが、仕事をしているときの姿や声色とはちがい、昔に近い彼女の雰囲気がそこにはあった。
お互い飲み物と食べ物を注文して
少し沈黙ができたが、それを切り裂くように奈美が言葉を発した

奈美「久しぶりだよねーほんと!とりあえずさ、今のお互いの話は置いといてさ、昔話でもしますか?笑」

そんな感じでお互いの昔話や地元の友達の話で盛り上がり、気づけば3時間は経過していた。

昔話に区切りがつくと彼女は突然こう言いはじめた。

奈美「和真は、今彼女いるの?」

俺「いないよ..いるわけないよね。はっはは笑」

奈美「そかそかー」

俺「もしかして奈美もいないのか!?」

奈美「」

奈美「いるよ..」

俺「あ、うん..そうだよね..」

空気が固まった

俺「ど、どんな人と付き合ってるの??」

奈美「30歳で年上の人なんだけどね、すごく優しくて○○に務めてるひとなんだ。」

俺「あの会社!?めっちゃエリートだ!すげえな..玉の輿か」

奈美「」

俺「ごめんね..せっかく時間作ってもらってろくなこと話せずさ..俺今の自分がクソすぎて昔の話しかできなくて..」

奈美「」

俺「あの、電話した時にフリーターっていったよね?それでも会ってくれようとしたのはなんで?彼氏もいるなら
余計迷惑じゃなかった!?」

奈美「それは大丈夫だよ!会いたいのはやっぱり懐かしい人とは積もる話もあるじゃんか笑 ストレス解消もできるしさ。」

俺「そか..そうだよね..」

奈美「本当のこというと..ちょっとショックだったかな..」

俺「え..?」

奈美「あのね、うん。中学の時から成績よくて大学もいいとこいったって聞いてたし、きっとエリートコース歩んでるのかなーって思ったから、フリーターって聞いた時、ショックというよりなんだろ..」

俺「」

奈美「私も自分が勝ち組とか成功者とかそんなことはないし、思うわけがないよ。それにフリーターが悪いわけじゃないから。人それぞれ人生あるんだし。でも和真の顔みてずっと思ってたんだけど暗いよね?今の現状に満足しているとはとても思えない。」

俺「」

奈美「どうみても、充実感や希望のある顔してないよ」

俺「」

奈美「私さ..結婚するのよ。今付き合ってる人と。」

俺「そ、そか結婚するんだね..」

奈美「うん..」

俺「幸せなオーラ出てるもん笑なんつーか旧友としてさ、やっぱ、幸せになってくれたら嬉しいですわー笑」

奈美「」

奈美「がんばって..満足してないんでしょ?今の現状に。」

俺「うん。ぶっちゃけるとそうだよ。25さいでコンビニや飲食店で働いてたらさ、人間扱いされてる気がしないよ笑俺より年上でフリーターもいるし、悪いわけじゃないけどやっぱこのまま終わりたくないわ。」

奈美「じゃあいつ努力するの?」

俺「今でしょ?笑」

奈美「はは」

俺「」

俺「あのさとりあえず、大学また行くわ笑」

奈美「え?」

俺「今更感あるけど、法学部目指して勉強する!」

奈美「弁護士になりたいの?」

俺「まあ、そんな感じ笑 考えてもしゃあないし、お金もたまってるから国立ならなんとかいけるさ!医者か弁護士って考えた時にそっちの方が目指したいと思えた。もちろんなめてるわけじゃないよ。上位の法科大学院にいけても司法試験通るわけじゃないだろうから。」

終わりが見えない

奈美「じゃあ、頑張ってね..応援してるから!」

俺「うん..頑張るわ!」

そして店を出て、最後になぜか固い握手をした。まずは来年のセンター試験に向けて!

 そして、先週、実家に手紙が届きました。  
 
 奈美、結婚おめでとうね。
 結婚式には行けないけど 完

( ゚д゚)ポカーン



私も浪人中、ガンバロー

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