まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」

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二週間後

まる子「…ぉかぁざ…」

まる子「……ぅぁ…」

まる子「…」

まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」

これしらん?

読みたいんよ

>>4
スレタイ検索すりゃ出てくるやろ

>>6
でんかった

あらすじだけでもくれ

おばあちゃん「何日も食べてないと食べ物を受け付けなくなるらしいからねえ」

おばあちゃん「まる子が食べやすいようにお粥を作ろうかね」

おばあちゃん「もっと食べやすいように米は入れないでおこうね」

家族が狂った
「まる子あなたのご飯は今日から水だけだから」
最初は冗談だと思った
差し出されたのはたった一杯のコップ

「ちょっとお母さん何言ってるの?」
私は聞く
しかし誰も答えない
まるで私がそこに存在しないみたいにみんな振舞う

お母さんお父さんおじいちゃんおばあちゃんおねえちゃん
みんな無言でご飯を食べ続ける

その態度に何か私悪いことをしたのかと少し震えながら水を飲む
味気ない味だ

「ごちそうさま」
ご飯を食べたおじいちゃんが私が水しか飲んでいない姿を見ても無表情だ

ボーンボーン
時間がずれた時計が部屋に鳴り響く
私の家族もどこかずれてしまったのだろうか
そうそれは暑い暑い夏休みの初日のことだった

最初は冗談だと思った
普段はみんな私に普通に接してくれる

おじいちゃんもおばあちゃんも私を見たら笑顔で話をするし
お父さんもいつも通りダラダラしているけど私を見ていつもどおり軽口を叩く
お母さんもおねえちゃんも私に宿題をやっときなさいよと声をかける

しかし毎食与えられるものは水だけ
これには私も危機感を覚えざるを得なかった

そして怖いのは私に水を与えるとき全員が私を見ていることだ
私がコップで水を飲んでいる間みんな私を見ている

おとうさんもおかあさんおじいちゃんおばあちゃんおねえちゃん
合わせて10の瞳が私を見つめてくる

飲み終わったのを確認したらみんななごやかに談笑しながらご飯を食べはじめる
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

食後テレビを見ていた母に私は声をかける
「お母さん…おなかすいた」
しかし、母は私の言ったことが聞こえないようだ。

母は背を向けたままテレビを見続ける。
テレビからは芸人たちが笑う声が聞こえる。
まるで今の私を笑ってるようだ。

「ねえ!」
思わず語気を強める。

母はゆっくりと立ち上がり私の前にコップを持ってきた。
また水だ。

「あんたはこれしか飲んだら駄目なのよ」
そう言う母の目が怖くて私はそれ以上何もいえなかった。

ゴクリゴクリゴクリ
味がしない。

何で?どうして?訳が分からない。
胃の中がキリキリ痛む。

ふとテーブルの上を見るとせんべいがあった。
もう我慢できない…私が手を伸ばそうとした、そのとき。

「マルコ!!!!」
お母さんが叫ぶ、そして激しく私の顔を殴った。
髪を掴んでびんたを繰り返す。

痛い痛い痛い痛い
「……ひい、お、お母さん何で」

正気に戻ったのだろうか、母が肩で息をしながら言う。
「あんたは水以外取ったら駄目なの…絶対に…」

涙が止まらない。
何でそんな理不尽なことを言うんだろうか。
私は部屋に走って戻る。
途中でおじいちゃんと会ったが、泣いている私の顔を見ても何も言わなかった。

部屋に帰っても涙がとまらない。
何でこんなことされるんだろう、何か悪いことしたのだろうか。
お母さんに聞きたかったけどもう殴られるのは嫌だ。

コンコン
ノックの音がする。
「マルコいるか~?」
お爺ちゃんだ。涙を拭きながらドアを開ける。

「マルコ大丈夫か?さっき泣いてたみたいだが水持って来たぞ」
また水だ。
おじいちゃんはお盆にコップを乗せて持ってきた。

「おじいちゃん…?」
「どうした?喉が渇いただろう。お代わりもあるからいっぱい飲むんだぞ」
そう言うおじいちゃんはいつもと同じで優しくて、でもその優しさは何かが違った。

おじいちゃんは笑っているけど今はその笑いにも恐怖を覚えた。
「あ、ありがとう…」
思わず引きつった笑いを浮かべて水をもらう。
他に何かもらえないだろうかと期待したが、もちろん何もくれなかった。

水を飲む。
ゴクリゴクリ
ふとおじいちゃんを見ると無表情で私を凝視していた。
まるで虫でも見るような目で。

飲んでコップを返すと「それじゃあわしは部屋にもどるからの、また喉が渇いたら言いなさい」
そう言って私の部屋から出て行った。

ボーンボーン
居間から時間が遅れた時計の音が聞こえてくる。
まさか夏休みもずっとこうなのだろうか、そう思うと暑いのにブルっと震えた。

朝、目が覚める。
普段なら母から起こされるまで目が覚めないのだが、今日は7時に目が覚めた。
おなかが空いていると早く目が覚めるようだ。

ピンポーン
チャイムが鳴る。
そういえば、ラジオ体操に行こうって約束してたんだっけ。

「マルコ。たまちゃんが来てるわよ」
母が私の部屋の外で呼びかける。
昨日、私をあれほど殴ったのを忘れているんだろうか。

慌てて準備をする。
靴を履いて出かけようとしたら、母が私にコップを渡した。
「はいマルコ、水飲んでいきなさい」

また水だ。
「お母さん急いでるから良いよ」
そう言って出ようとしたら肩を強く掴まれた。

「いた…!」
「マルコ、飲みなさい」
そう言って笑う母が怖くて私は飲むことにした。

無表情で見つめる母。
何で何で何で何で

「まるちゃんおはよう」
たまちゃんが笑顔で私に挨拶をする。
「うん…おはよう」

「まるちゃん、どうしたの?顔色悪いね」
そう声をかけるたまちゃん。
当たり前だ昨日から水しか飲んでないんだから。

「えへへ…ちょっとご飯食べてなくて」
「そうなんだ?ダイエットでもしてるの?」
本当のことなんか言っても信じてくれないだろう。
私は適当にたまちゃんに話をあわせる。

「でもまるちゃんそんなに太ってないしダイエットなんかしたら体に悪いよ」
「う~んそうかな」
「そうだ。ラジオ体操終わったら一緒にご飯食べよ」
ご飯…想像するだけで唾液が出てくる。

でも…今の状況で食べても大丈夫なのだろうか、ふと昨日の母の顔がよぎったが
空腹の誘いに負けて思わずうなずいてしまった。

ラジオ体操が終わってたまちゃんの家に行くことになった。
たまちゃんのお母さんもたまちゃんから事情を聞いたのか料理を作ってくれることになった。

「まだ若いんだからいっぱい食べないと駄目よ」
そう言ってご飯をよそいでくれるたまちゃんのお母さんは天使に見えた。

昨日水しか飲んでなかったから箸が進む。
一日物を食べなかっただけでこうなるとは私も思わなかった。

家に帰る。
「ただいま~」
「まるこ、ちょっと来なさい」
お姉ちゃんが私を呼ぶ。
何だろう…また嫌な予感がする。

居間に行くと私以外全員そろっていた。
なぜかテーブルの上に洗面器がおいてある。

「まるこ、今からチェックします」
そう言うお母さん、逃げられないようにがっちり私の腕を掴むお姉ちゃん。
何?嫌だ、みんなやめて。

「まるここれもお前のためなんだよ」
そう言うとお母さんが私の喉に乱暴に指を突っ込む。

痛い、喉の奥まで指を入れられると猛烈な吐き気が私を襲う。
「ヵぁぁ…かぁぁ…ぁだ…ぁだ…………あ゙ぁぁぁぁぁぁ!!!」
びちゃびちゃと洗面器に先ほど食べたものが出てくる。

「あんた、外で黙って食べてきたわね」
そう言うと私を激しく殴打する母。

「痛い、痛い、ごめんなさい!!許してください!!!!」
普段は優しいおじいちゃんもお父さんもおばあちゃんも誰も止めてくれない。

「あんたが…言うこと聞かないから!!良い子になれないのよ!!!!!」
訳の分からないことを叫びながら殴り続ける母。
うずくまる私の髪を乱暴に掴んで殴る。

誰か…助けて。
でもみんなは私が殴られているのを黙ってみているだけだった。
この家が怖い。

胃の中のものを全部吐き終わった。
あたりにすっぱい臭いが充満する。

「はあ…はあ…お、お母さん…どうして?」
「あんたは水以外取っちゃ駄目なの。分かった?」
分からない…けどとりあえずうなずいた。
そうしない限り母は私を殴り続けるだろうから。

「分かってくれたらそれで良いのよ、はい、まるこ水」
そう言うと母は私にコップ一杯の水をくれた。

ゆっくりゆっくるコップを口に運ぶ。
家族みんなが私を見ている。
もう…見ないで欲しい。
目をつぶって一息に飲んだ。
鉄臭い水だ。
これが暴力の味というやつかもしれない。

あれから三日もたった。
私は大分やせた。
体重計で量ったら五キロもやせていた。
今では立つこともしんどい。
ラジオ体操なんかする体力ものこっていないからたまちゃんとも会っていない。

「まるこお風呂よ」
母が呼ぶのが聞こえる。
本当は動きたくないけれど、黙っていたら母が部屋に入ってくるから体を振り絞って起きる。

お風呂に入ろうと服を脱いだら思わずぎょっとしてしまった。
鏡に映っていたのはアバラが浮いて下腹が水で膨れている。
子供っぽい体ねと以前おねえちゃんはからかっていたが、今はもっとひどくなっている。

昔、おばあちゃんが私に見せてくれた仏教の本でこんな体の鬼がいたのを思い出した。
自分の体ながらぞっとする。
私はどうなっていくのだろう。

湯船に入る。
いつもならゆっくりと体を伸ばすが今は口を開けっぱなしで天井を眺めている。
今の私は阿呆のような顔をしているだろう。
だって何も考えてなどいないのだから。
漠然とした空腹感が脳を埋めている。

昔はみんな私に優しかったのに今になってこういう扱いを受けるまで気づかないとは思わなかった。
おとうさんおかあさんおねえちゃんおばあちゃんおじいちゃん…昔に戻りたいな…

「まるこ!まるこ!!」
ふと体を揺さぶられる。母だ。

「あんたどんだけお風呂に入ってるのよ、後がつかえるから早く出なさい」
どうやら気を失っていたらしい。
朦朧とした意識の中でうなずいて立ち上がる。
母に裸を見られるがどうでも良い。

「あらまるこ、あなた理想的な姿になって…お母さん嬉しいわ」
母にとって今の私の姿は理想的なんだろうか。

「はい、のぼせたでしょう、お水飲みなさい」
またコップをもらった。
一息に飲み干す。

冷たい水を飲んで少しだけ意識は戻った。
この辛い現実に。

母の顔は実に嬉しそうだった。
「こんなにふくれちゃって…ここ、きっとお水しかないのね」
そう言いながら私のおなかをなでる。
そのなで方に糞虫が這うかのような感触を覚えて気持ち悪かった。

「さあ、ちゃんとタオルで拭かないと風邪引くわよ」
そう言うと母は私の体をタオルで拭き始めた。
その行為に私は身を任せる。
このときだけ母の顔が昔のときに戻ったような気がした。

次の日、目が覚めたら小便を漏らしていた。
もう我慢する体力も残っていないのだろう。
尿はひどく臭った。

起きる体力もないのでそのまま私は横になっていた。
尿の感触が気持ち悪い。
でも動く体力もない。

そんな中母がドアを開ける。
「まるこ起きなさい、う、臭い、あんた漏らしたのね」
返事をするのも面倒なので私は黙ってた。

「まあ良いわ、先生が来てるから着替えなさい」
先生?朦朧とする中その言葉が気になった。
担任が来たのだろうか…。

母に無言で白装束のようなものに着替えさせられる。
これは何という疑問ができたが口を開くのもおっくうだ。

居間に行くと、髭の生えた見知らぬおじさんがいた。
他の家族もみんなそろっていて神妙な面持ちで座っている。

「先生まるこをつれてきました」
「そうですか、大分良い顔になってきましたね」
先生と呼ばれた人が母に言う。

「ええ、先生の言いつけどおり水しか飲ませておりませんでしたから」
「なるほど、通りで前の険しい表情から穏やかになってきましたね。これも悪魔が弱っている証拠です」
「ありがとうございます…ありがとうございます…これでまるこも良い子になれるのですね」
何を言っているのか良く分からないが、どうやら私には悪魔というものが憑いているようだ。

そんなもの憑いていないよと普段の私なら否定するだろうが、もう今となってはどうでも良いことだ。
本当に憑いてるかもしれないし憑いてないかもしれない。
私は早く楽になりたい。

髭の生えた先生呼ばれる人がみんなに言った。
「ではみなさん。今のまるこさんの中の悪魔は弱っていますのでみなさんの気で払いましょう」
みんなが真剣な顔で私に向かって唱え続ける。

マルコマルコマルダイスキナマルココマルコマルコマルコマルコマルコマルコマルコ
マルコマルコマルコマルコマルコマルシヌマデソバニイルワコマルコマルコマルコマルコ
マルコマルコマルコマルコマルコマルコノタメニマルコマルコマルコマルコマルコ
マルコマルコマルコマルコマルコマルコマルコマシンパイシナクテモダイジョウブヨルコマルコマルコ
マルコマルコマルナオシテアゲルワコマルコマルコマルコマルコマルコマルコマルコ
マルコマルコマルコマルコマルコマルヤサシクシテアゲルワコマルコマルコマルコマルコ

みんなの真剣な顔を見ていると段々と、私も面白くなってきて笑い声が止まらなくなった。
「ゔばぁぁぁはっははああっはあああ!!!!!……ぁっ…ぅ…………」
それでもみんなは無表情で唱え続ける。
先生も私のことを拝みながら呪文のようなものを唱え続ける。

「昇抜天閲感如来雲明再憎
昇抜天閲感如来雲明再憎
昇抜天閲感如来雲明再憎 」

でももうどうでも良い。
おねえちゃんおとうさんおばあちゃんおじいちゃんおかあさん…ありがとう今まで辛かったよ
もう楽になっていいんだね。
さようならさようならさようなら

ボーンボーン
また時計が鳴り響く。
この時計は最後まで時間が合わなかったなと思うと私はまた可笑しくなってきて。
みんなを呪いたくなった。
〇ね

謎虐やめろ

世にも奇妙な物語で採用されそう

>>45
放送出来るわけないだろ

親友のまるちゃんが死んだ。
そう聞いたときはショックだった。

原因をお母さんに聞いても口をにごすだけで
詳しくは教えてくれなかった。

だけど、最近になってテレビにまるちゃんのお母さんが映っていた。
しかもまるちゃんが原因で。

普段ニュースはあまり見ないけど食い入るように見つめた。
タイトルは新興宗教でミイラ化した少女…?どういうこと?

話がまったく見えない中まるちゃんのお母さんがインタビューに答えてる。
「ええ、私は先生を信じていまして…」
「娘に悪魔が乗り移っていると聞いたから…水だけを与えるようにって先生から」

言っている内容がまったく分からない。
でもまるちゃんは苦しんで死んだんだと思うと私は涙が止まらなかった。
そのせいでこれ以上テレビを見れなかったのだ。

「それであなたは娘が死んだことに何も思わなかったわけですね」
「いえ、あの子は悪魔がいなくなって本当に良い子になれましたから、また元気に動けるようになるのを待つだけです」

「リポーターさん被害者のお母さんは何と言ってましたか?」

「はい、どうやら彼女の家族はまだ娘さんは生き返るとおっしゃっておりました」

「そうですか、じゃあこの事件に関してはどうなるのでしょうか?」

「はい、おそらくこの件に関しましては公判に続くと…」

fin

>>49
これ言いたいだけやろ

>>49
これが言いたいだけ定期

宗教かなんかにハマった家族の話やっけ?

これ原作何話?

>>59
末尾Mがゆえの無知さ

おもろい

初めて最後まで見た

こーゆーのにた話しナイン?おすすめほしい

大人だと水だけで1ヶ月前後位は持つらしいけど
ガキの場合どのくらいなんやろうな

これ知ってるけど山田くんが特別支援にいくやつの方がすき

>>68
あれ死人出るから嫌い

>>93
これも死人でとるやんけ

10年前なら検索してはいけない言葉に登録されてた

教室

まる子「そういえば、今日は山田がいないね」

たまえ「そうだね。お休みなのかな」

先生「皆さんにお知らせがあります」

先生「今日から山田君はこのクラスから特別学級に移ることになりました」

クラス一同「ええぇー!」

>>75
?!

>>75
生き返るの早い

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