まる子の母「夏休みだし、まる子には水だけ与えて生活させましょう」

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まる子(廊下から少しだけ先生たちの声が聞こえるね)


先生『えぇー、それは本当ですか!?』

他先生『はい』

先生『何でまた。そんなことに』

他先生『このことはくれぐれも生徒たちに吹き込まないようにしてください』

他先生『後々、報道などでわかってしまうでしょうけど』

他先生『今話すとパニックになってしまうことがあり得ますので』

先生『わ、わかりました。私も十分警戒します。それでは』


まる子(何だろう? 先生慌ててる感じだけど)

まる子(さっぱりわからないや)

まる子(まあ、いっか)

先生「皆さん、お待たせしました。それでは授業を再開しましょう」

たまえ「まるちゃん。なんだか先生顔青いね」

まる子「うん」

放課後

たまえ「それじゃあね、まるちゃん」

まる子「うん、バイバイたまちゃん。また明日ねー」

まる子「さてと、家に帰ったらお菓子食べながらゴロゴロしよっかな」


さくら家

まる子「ただいまー」

すみれ「あら、まる子。今帰り」

まる子「うん。あれ、お母さんどこか出かけるの」

すみれ「ええ。今日は同窓会に行くから家を空けるって言ってあったでしょ」

まる子「そうだったっけ。おじいちゃんたちも老人会で遅いしお姉ちゃんはよしこさんの家にお泊りだから」

まる子「なんだ。今日はあたし一人で留守番かー」

すみれ「そうよ。おじいちゃんたちが帰ってくるまでしっかりお留守番しておくのよ」

まる子「はーい」

キートン:一方、その頃藤木は

藤木「はあ、今日は誰も一緒に僕と帰ってくれない」

藤木「退院したのに永沢君も今日一日全然口を利いてくれないし」

藤木「笹山さんには冷たい目で見られるし」

藤木「ハァー、どうして僕ってこうなんだろう」

藤木「死にたい気分だよ……」


「  フジ…ク…ン  」


藤木「ん? なんだろう、この声?」


「   フジキクーン    」


藤木「僕の名前? 段々近づいてくるぞ」

藤木「そうか。永沢君、僕のこと許してくれたんだね。おーい、永沢く」



藤木「えっ」

あかん

さくら家


ジリリリリ

まる子「お母さん、電話ぁー」

まる子「あ、そっか。今日はあたし一人なんだっけ」

まる子「もう、しょうがないなぁ」

ジリリリリ

ガチャ

まる子「はい、もしもし。さくらですけど」

『モシモシwwwwwサクラwwwwwwwヒサシブリwwwwwwwww』

まる子「え。もしもし? 失礼ですがどちら様」

『オイラダヨwwwwwwオイラwwwwwwwヤマダダヨwwwwwwww』

まる子「やまだ……?」

『ピンポーンwwwwwwwwwダイセイガイ”wwwwwwwww』

まる子「あはは、そんなまさか」

まる子「だって山田は少年院にいるって。なのにそんなおかしなこと」

『ホントwwwwwwwwオカシイネェ”wwwwwwwwwアハハハハwwwwwwww』

まる子「……」

まる子「や、山田、今どこからかけてるのさ?」

『フジキクンノwwwwwwオウチノデンワカラダジョーwwwwwwアガガガガwwwwwwww』

まる子「藤木の!?」

『ソダヨwwwwwwwwwネェ?wwwwwwフジギグン”wwwwwwwwwwンゴwwwwwwwwwwww』

藤木『……さ……くら……ぁ……たす……け』

まる子「ちょ、ちょいと藤木。どうしたのさ? 今そこにいるの!? ねえ藤木ったら」

山田『ンガアアアアアwwwwwwww』

ホラーかな?

ヒエッ

山田『イマカラwwwwwwサクラノイエwwwwwwwwwニイクジョwwwwwwwww』

まる子「あたしの家に行くって。ちょっとあんた何を言って」

山田『マエニ”イッタジャナイカァ”wwwwwwww』



『ザグラ”ノトコロヘ     アゾビニ”イグッテ     』



ガチャ

ツーツー

これが10年前検索してはいけない言葉wikiに乗っていたという事実

まる子「山田」

まる子「逃げたんだ」

まる子「少年院から」

まる子「そんでもってあたしんち来るって……」

まる子「ひええええええー、どうしようー!」

まる子「急いで逃げなきゃ、いや、このまま家に閉じこもってた方がいいかな」

まる子「と、とにかく、玄関の鍵をしめに行かなきゃ」

トントン

まる子「えっ」




  サークーラー


         アソビニキタジョー



おわり

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